OpenStackは、Rackspace HostingとNASAによって開始されたオープンソースベースのIaaSクラウド基盤ソフトウェアプロジェクトです。
現在は非営利団体と理事会、技術委員会、ユーザー委員会によって管理されており、その開発には世界中の200社を越える企業や開発者が参加しています。
またAmazon EC2やAmazon S3と互換性に優れ、少ない手間でAWSのために書かれたクライアントアプリケーションを活用できるという特長を持ちます。
既にクラウド事業者など大規模なウェブサービスを提供する企業では、標準化と自動化が進みシステム運用コストの最適化も見込めることから多くの実績があります。
さらに近年は、この高機能なクラウド・管理ソフトウェアを自社のプライベートクラウドやハイブリッドクラウド基盤構築に採用する企業も増えています。
こうしたOpenStackの活用領域の広がりや利用ユーザーの増加により、OpenStackを利用しクラウド環境を構築、運用・管理できる確かなスキルを有したエンジニアの育成は、ユーザー企業はもとよりIT業界全体としても急務となっています。
国内クラウドインフラストラクチャソフトウェア市場は2013年に100億円を突破、2014年は前年比成長率39.9%で140億円と予測
http://www.idcjapan.co.jp/Press/Current/20141212Apr.html
OpenStackの市場規模は、2016年に17億ドル、2018年に33億ドルと予測
https://451research.com/openstack-451-research-s-annual-market-assessment
OPCEL認定試験はOpenStackに関する専門知識や構築・運用管理のスキルを認定する試験です。
本試験に合格したエンジニア(OPCEL認定プロフェッショナル)は、下記のOpenStack環境の構築・運用管理に必要な技術力を持ち、質の高いクラウドインフラを構築できるプロフェッショナルであることを証明できます。
また、OPCEL認定プロフェッショナルは「最先端のクラウドプロジェクトへの参加機会」や「大規模クラウドプロジェクトでの重要ポジションの機会」を得ることができます。
OPCEL認定試験は、ITSSのスキル熟達度と資格を対応づけている「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」 の下記の5分野において「レベル3」として位置付けられており、企業の人事評価制度における客観的な指標として活用されています。
【 OPCEL認定試験がレベル3として位置づけられている5分野の職種 】