試験概要

OPCEL ロゴ

OPCEL認定試験は、世界中のOpenStackの専門家及びLPI-Japanの理事企業であるNEC、富士通、日立のOpenStackに精通した技術者の協力を得て市場分析・業務分析を行い、グローバルな体制で開発されました。

本試験は特定のベンダーのディストリビューションに依存しない中立な試験です。公平かつ厳正にOpenStackに関する技術力と知識を認定することにより、クラウド技術の促進とクラウド技術者の育成を目的としたものです。

OPCEL認定資格は多くの企業が推進するクラウドの技術力の認定資格としてITエンジニアのスキルの向上に役立つだけでなく、技術力を担保する客観的基準としても活用できます。本試験に合格したエンジニア(OPCEL認定プロフェッショナル)は、OpenStack環境の構築・運用管理に必要な技術力を持ち、質の高いクラウドインフラを構築できるプロフェッショナルであることを証明できます。

認定を受けることにより証明されるスキルレベル

OpenStackのオペレーターおよびアドミニストレータ両方のスキルレベルを証明できます。

  • OpenStack環境において、エンドユーザが必要とするインスタンス、アプリケーションおよびサービスの各種設定をすることができる。
  • OpenStackのコアサービスの構築およびOpenStack環境の運用管理を行うことができる。
  • 下記を実行できる。
    • 認証管理
    • ダッシュボードのカスタマイズ
    • ユーザ、プロジェクト(テナント)、その他のシステムリソースの管理
    • 新規イメージの登録とカスタマイズ
    • ネットワークの構築
    • 新規VMイメージの作成および使用
    • 各種ストレージの設定
    • ・追加のブロックおよびオブジェクトストレージの事前準備

なお、LPI-Japanが提供するLinuCレベル3 304試験は全てのクラウド基盤の中核技術である仮想化や高可用性等の技術力を認定する試験であり、本試験と補完関係にあります。

資格概要

試験名 OPCEL認定試験
[OpenStackの技術者認定試験]
[ OpenStack Professional Certification Exam by LPI-Japan ]
認定名 OPCEL認定資格
[OpenStackの技術者認定資格]
[OpenStack Professional Certification by LPI-Japan ]
認定取得者の正式呼称 OPCEL認定プロフェッショナルOPCEL Certified Professional
試験概要パンフレット 試験概要パンフレット
PDF:Ver.3.0 ダウンロード (930KB)
企業における人材育成
の客観的指標として
ITSSスキルマップに採用
OPCEL認定試験は、ITSSのスキル熟達度と資格を対応づけている「ITSSのキャリアフレームワークと認定試験・資格とのマップ」 の下記の5分野において「レベル3」として位置付けられており、企業の人事評価制度における客観的な指標として活用されています。【 OPCEL認定試験がレベル3として位置づけられている5分野の職種 】
・ITスペシャリスト
・アプリケーションスペシャリスト
・ソフトウェアデベロップメント
・カスタマーサービス
・ITサービスマネジメント

試験詳細

受験料 33,000円(税込)
対象
  • プライベートクラウドの構築・運用を行うSI事業者
  • データセンター事業者
  • クラウドサービスを展開する事業者
  • 自社サービスのインフラの開発・運用担当者、社内SEの育成担当者
  • 社内IT基盤のクラウドへの移行を検討しているエンジニア
  • クラウドインフラエンジニアとして、1歩進んだキャリアを目指す方
推奨スキルレベル 前提保有資格はありませんが、LinuCレベル1以上のスキルを保有していることを推奨します。また、受験前には出題範囲を再確認するとよいでしょう。
試験問題数 約60問
所要時間 Ver.3.0 :
90分 (受験時間85分、簡単なサーベイ5分)
対応バージョン Ver.3.0:Queens ~ Ussuri

※本試験はOpenStackバージョン特有の内容を最小限にしながら認定試験としての有効性を維持できるように開発されていますので、OpenStackの新バージョンがリリースされても本認定の有意性は維持されます。
合格基準(点数) 合格するためには、およそ6割程度の正答率が必要です。
出題範囲 出題範囲」「各出題範囲の例題と解説」をご参照ください。
学習期間目安 一般的な学習期間の目安としては、半年~1年程度です。
学習教材のご紹介」、「教育機関のご紹介」もご参照ください。
受験方式

受験方式はテストセンターでPCで受験する方式「CBT(コンピュータベーストテスティング)」です。マウスによる選択方式(択一問題と複数選択問題)がほとんどですが、キーボード入力問題も多少出題されます。実技や面接はありません。

※CBTの詳細は、試験配信会社(テストセンター)「ピアソンVUE」までお問い合わせください。

※団体受験用(20試験以上)にペーパーテスト(PBT)も実施します。1人ずつが同日に2試験受験される場合は10名からでも実施可能です。ペーパーテストに関する詳細は、LPI-Japan事務局(03-3568-4482 または info@lpi.or.jp)までお問い合わせください。

日時・会場 受験会場は、全国各地の試験センターでの受験か、自宅や職場からのオンライン受験(OnVUE受験)のどちらかを選ぶことができます。
日時は基本的にはご都合の良い日時をお選びいただけますが、テストセンター受験とOnVUE受験のいずれにおいても予約の空き状況次第となりますので、ご注意ください。
なお、OnVUE受験の場合は受験環境の確認などが必要となりますので、あらかじめ準備内容をご確認ください。
受験申込方法は「受験のお申込み」をご覧ください。
合否結果 テストセンターで受験をした場合は、全ての問題を回答し終えて「テスト終了」ボタンを押すとその場でテスト結果が表示されます。
オンライン試験(OnVUE試験)で受験した場合は、試験終了後に受験者ご自身のピアソンVUEのページにログインすることで確認できます。

※ペーパーテスト(PBT)の場合には、数週間後に郵送などの方法で結果をお知らせします。

受験における事前の確認事項

秘密保持契約 受験予約時には、秘密保持契約に同意していただく必要がございます。同意できない方は受験ができませんので、ご注意ください。
有意性の期限 有効期限はありませんが、「有意性の期限(再認定ポリシー)」があります。有意性を維持するためには認定日から3年以内にOPCEL認定試験の再受験と再合格が必要です。

試験開発協力者

OPCEL認定試験 Ver.3.0は、こちらの方々の協力により作成されました。

認定を取得したら

「OPCEL認定試験」に合格すると「OPCEL認定プロフェッショナル」に認定されます。

認定証
OPCEL 認定証
認定カード
OPCEL 認定カード

「OPCEL認定プロフェッショナル」に認定された方は、名刺等にロゴや名称をご利用できます。

文字で使用する場合は
以下の表示名を使用してください。

OPCEL認定プロフェッショナル」または
OPCEL Certified Professional

ロゴマークの使用例(名刺)

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