各出題範囲の例題と解説

Sample Exam Questions in English

OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)の例題と解説を掲載しています。

250: OpenStack のアーキテクチャとデプロイメント

250.2 OpenStack のアーキテクチャと設計からの出題

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OpenStack Barbicanの機能として正しいものは、次のうちどれか。

  1. パスワード、暗号鍵、X.509証明書の管理機能を提供する。
  2. インスタンス間のファイル共有機能を提供する。
  3. アプリケーションカタログを提供する。
  4. メッセージブローカーサービスを提供する。

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

答えは、「A. パスワード、暗号鍵、X.509証明書の管理機能を提供する。」です。

例題の選択肢の説明は、以下の通りです。

A. パスワード、暗号鍵、X.509証明書の管理機能を提供する。
 本選択肢は、OpenStack Barbicanの機能であり「正解」です。
 Barbicanは、パスワード、暗号鍵、X.509証明書といった秘密情報の格納、配置、管理を行います。

B. インスタンス間のファイル共有機能を提供する。
 本選択肢は、OpenStack Manilaの機能であり「不正解」です。
 Manilaは、共有ファイルシステムサービスです。作成したファイルシステムを複数のインスタンスから
 マウントすることにより共有することができます。

C. アプリケーションカタログを提供する。
 本選択肢は、OpenStack Muranoの機能であり「不正解」です。
 Muranoは、アプリケーションカタログを提供します。アプリケーションの開発者やクラウドの管理者が公開した
 アプリケーションをユーザはアプリケーションカタログから選んで利用することができます。

D. メッセージブローカーサービスを提供する。
 本選択肢は、OpenStack Zaqarの機能であり「不正解」です。
 Zaqarは、マルチテナント対応のクラウドメッセージングサービスです。

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OPCEL認定試験の出題範囲:https://opcel.org/examarea

例題解説の作成

LPI-Japan テクノロジー・ディレクター 和田 真輝

250.2 OpenStack のアーキテクチャと設計からの出題

OpenStack Designateの役割は何か。

  1. コンテナオーケストレーションエンジンを操作するコンテナサービス。
  2. DNSレコードの管理・操作を行うDNSサービス。
  3. コンピュートインスタンス間でファイルの共有を行う共有ファイルサービス。
  4. パスワード、暗号鍵、X.509証明書を管理する鍵管理サービス。

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

答えは、「B. DNSレコードの管理・操作を行うDNSサービス。」です。

例題の選択肢の説明は、以下の通りです。

A. コンテナオーケストレーションエンジンを操作するコンテナサービス。
本選択肢は、OpenStack Magnumの説明です。

B. DNSレコードの管理・操作を行うDNSサービス。
本選択肢は、OpenStack Designateの説明となり、正解です。

C. コンピュートインスタンス間でファイルの共有を行う共有ファイルサービス。
本選択肢は、OpenStack Manilaの説明です。

D. パスワード、暗号鍵、X.509証明書を管理する鍵管理サービス。
本選択肢は、OpenStack Barbicanの説明です。

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OPCEL認定試験の出題範囲:https://opcel.org/examarea

例題解説の作成

LPI-Japan テクノロジー・ディレクター 和田 真輝

250.3 OpenStack のインストレーションとデプロイメントからの出題

OpenStackクラウドのデプロイにDevStackを利用する場合に実行するツール、コマンドは以下のうちどれか。

  1. stack.sh
  2. install.sh
  3. devstack.sh
  4. deploy.sh

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

答えは、「A. stack.sh」です。

例題の選択肢の説明は、以下の通りです。

A stack.sh
OpenStackクラウドのデプロイにDevStackを利用する場合に実行する主なツール、コマンドは以下です。
・DevStackのダウンロード
$ git clone https://git.openstack.org/openstack-dev/devstack

・devstackディレクトリへの移動
$ cd devstack

・DevStackのインストール
./stack.sh

そのため答えは、「1. stack.sh」となります。

B. install.sh
install.shというDevStackを利用する場合に実行するツール、コマンドはありません。

C. devstack.sh
devstack.shというDevStackを利用する場合に実行するツール、コマンドはありません。

D. deploy.sh
deploy.shというDevStackを利用する場合に実行するツール、コマンドはありません。

□関連リンク
OPCEL認定試験の出題範囲:https://opcel.org/examarea

例題解説の提供

LPI-Japan テクノロジー・ディレクター 和田 真輝

250.3 OpenStack のインストレーションとデプロイメントからの出題

OpenStackのインストールの時、最初にインストールすべきものを2つ選びなさい。

  1. LDAPサーバー
  2. Keystone
  3. Horizon
  4. SQLデータベース

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

答えは、「B. Keystone」と「D. SQLデータベース」です。

OpenStackの各コンポーネントの認証はKeystoneが管理しています。Keystoneは、各コンポーネントのインストールや実行時に必要な認証情報を管理するので、各コンポーネントをインストールする前にKeystoneが動作している必要があります。また、Keystoneは、それらの認証情報をSQLデータベースに格納するので、SQLデータベースがKeystoneのインストール前に動作している必要があります。
したがって、選択肢BとDが正解、選択肢AとCは誤りです。
LDAPサーバはKeystoneによる認証に使用することもできますが、オプショナルな選択です。HorizonはWebベースのGUI管理ツールであるダッシュボードを提供するサービスです。

例題解説の提供

OPCELアカデミック認定校 有限会社ナレッジデザイン
OPCEL認定プロフェッショナル 市来 秀男 氏

2001年4月、ナレッジデザインに入社。2015年からOpenStackの講師として登壇し、OpenStackに関係する研修プランやテキスト、資料作成等の業務に携わっている。並行してLinux(LPI対応コース)の講師も担当。また、高負荷を意識したLAMPによるWebアプリケーション開発(サーバー構築からスマートフォンアプリ開発まで)の研修を大手IT企業に提供し、講師としても参加している。
著書に『OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験対応』(共著、ナレッジデザイン刊)、月刊誌『日経Linux』(日経BP社刊)でLPIC対策記事を連載。

250.2 OpenStack のアーキテクチャと設計からの出題

keystoneが管理するユーザの認証情報やnovaが管理するインスタンスの情報など、主要なサービスが管理する情報の格納されている場所を1つ選びなさい。

  1. OpenStackを構築する、すべてのノード上にファイルサーバーを配置し、情報が分散格納されている。
  2. OpenStackの特殊なインスタンス内で動作するDBサーバーに情報が格納されている。
  3. OpenStackを構築するノード上にDBサーバーが配置され、情報が格納されている。
  4. OpenStackを構築するノード上に、バイナリー化したファイルとして情報が格納されている。

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

答えは、「C. OpenStackを構築するノード上にDBサーバーが配置され、情報が格納されている。」です。

keystoneが管理するユーザの認証情報やnovaが管理するインスタンスの情報など、主要なサービスが管理する情報はSQLデータベースが管理するデータベースに格納されています。したがって、選択肢AとBとDは誤り、選択肢Cは正解です。
SQLデータベースはOpenStackの任意のノードに構築可能ですが、デフォルトではコントローラーノード内に配置される事が多いです。ただし、novaが管理するインスタンス内にOpenStackの管理に使用するSQLデータベースが構築されることはありません。

例題解説の提供

OPCELアカデミック認定校 有限会社ナレッジデザイン
OPCEL認定プロフェッショナル 市来 秀男 氏

2001年4月、ナレッジデザインに入社。2015年からOpenStackの講師として登壇し、OpenStackに関係する研修プランやテキスト、資料作成等の業務に携わっている。並行してLinux(LPI対応コース)の講師も担当。また、高負荷を意識したLAMPによるWebアプリケーション開発(サーバー構築からスマートフォンアプリ開発まで)の研修を大手IT企業に提供し、講師としても参加している。
著書に『OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験対応』(共著、ナレッジデザイン刊)、月刊誌『日経Linux』(日経BP社刊)でLPIC対策記事を連載。

250.1 クラウドコンピューティングの概念からの出題

パブリック、プライベート、ハイブリッドクラウドについての説明で適切なものを2つ選びなさい。

  1. パブリッククラウドを使用すると、不特定のユーザー間でリソースを共有することになる。
  2. プライベートクラウドを使用すると、パブリッククラウドで提供されているリソースを特定のユーザーだけで専有する事ができる。
  3. ハイブリッドクラウドは、プライベートクラウドとパブリッククラウドの両方のリソースを使用することになる。
  4. ハイブリッドクラウドを使用すると、アクセスの増加で高負荷となった場合にプライベートクラウドのハイパフォーマンスなリソースを優先して使用することができる。

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

答えは、「A. パブリッククラウドを使用すると、不特定のユーザー間でリソースを共有することになる。」と「C. ハイブリッドクラウドは、プライベートクラウドとパブリッククラウドの両方のリソースを使用することになる。」です。

パブリッククラウドはリソースを不特定多数のユーザーで共有するサービスであり、主にクラウド事業者が提供しているサービスです。したがって、選択肢Aは正解です。
プライベートクラウドは、企業やコミュニティ等の特定のユーザーが、特定のリソース上で構築されたクラウドを使用するサービスです。パブリッククラウドのリソースを使用することはないので、選択肢Bは誤りです。
ハイブリッドクラウドは、プライベートクラウドのリソースと、パブリッククラウドのリソースの両方を同時に使用するサービスです。したがって、選択肢Cは正解です。
ハイブリッドクラウドは、アクセスの増加で高負荷となった場合にパブリッククラウドのリソースを使用するのが特徴の1つです。したがって、選択肢Dは誤りです。

例題解説の提供

OPCELアカデミック認定校 有限会社ナレッジデザイン
OPCEL認定プロフェッショナル 市来 秀男 氏

2001年4月、ナレッジデザインに入社。2015年からOpenStackの講師として登壇し、OpenStackに関係する研修プランやテキスト、資料作成等の業務に携わっている。並行してLinux(LPI対応コース)の講師も担当。また、高負荷を意識したLAMPによるWebアプリケーション開発(サーバー構築からスマートフォンアプリ開発まで)の研修を大手IT企業に提供し、講師としても参加している。
著書に『OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験対応』(共著、ナレッジデザイン刊)、月刊誌『日経Linux』(日経BP社刊)でLPIC対策記事を連載。

250.3 OpenStack のインストレーションとデプロイメントからの出題

Packstackインストーラーで設定ファイルを生成するためのコマンドオプションとして適切なものを次の中から選びなさい。

  1. --gen-file
  2. --gen-answer
  3. --gen-answer-file
  4. --generate-file
  5. --generate-answer-file

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「C」です。

packstackコマンドでは--gen-answer-fileオプションを付加することでアンサー(応答)ファイルの作成ができます。作成したアンサーファイルはpackstackコマンドを--answer-fileオプション付きでファイルを指定して実行すると、アンサーファイルに従ったOpenStack環境のデプロイが行われます。
アンサーファイルにはコントローラーノード、コンピュートノード、ネットワークノードをどのIPアドレスを設定しているサーバーにインストールするか、OpenStackのコンポーネントをインストールするか否か、どのようなネットワークを構築するかなどの設定を書き込みます。アンサーファイルを生成した時のままの状態でデプロイを実行すると、1台のマシンにインストールする--allinoneオプションを指定した時と同じ構成でインストールされます。packstackコマンドをオプションを指定せずに単体で実行した場合は、ひとつひとつの設定についてどうするか問い合わせするモードでインストーラーが実行されます。

例題解説の提供

日本仮想化技術株式会社 遠山 洋平 氏

250.3 OpenStack のインストレーションとデプロイメントからの出題

DevStackでデプロイの設定を書き込むためのファイル名はなにか。ファイル名を記述しなさい(パスは記述しなくても良い)。

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「local.conf(もしくはlocalrc)」です。

DevStackは古くからある開発者向けのOpenStackデプロイツールです。DevStackはGithubで管理されており、git cloneコマンドでダウンロードして使います。
デプロイ構成の設定は従来はlocalrcに記述していましたが、現在のバージョンではlocal.confに書くのが推奨されています。なお、同じようなファイル名のlocal.shというファイルを作成すると、このファイルに記述したコマンドが、デプロイが終わった後に後処理として実行されます。

例題解説の提供

日本仮想化技術株式会社 遠山 洋平 氏