各出題範囲の例題と解説

Sample Exam Questions in English

OPCEL認定試験(OpenStackの技術者認定試験)の例題と解説を掲載しています。

253: ネットワーキングとコンピューティング

253.1 ネットワーキングサービス (Neutron)からの出題

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Linux Bridge でL3のトラヒックメータリングを有効化したい。
metering_agent.ini のパラメータ interface_driver に設定する値は次のうちどれか。

  1. neutron.agent.linux.interface.OVSInterfaceDriver
  2. neutron.agent.linux.interface.LinuxBridgeInterfaceDriver
  3. neutron.agent.linux.interface.BridgeInterfaceDriver
  4. neutron.agent.linux.interface.L3BridgeInterfaceDriver

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「C. neutron.agent.linux.interface.BridgeInterfaceDriver」です。

例題の選択肢の説明は、以下の通りです。

L3トラヒックのメータリングを有効にしてL3 metering agentを実行するためにオプションを設定する必要があります。
なお、設定は使用するネットワークのプラグインにマッチしたドライバーである必要があります。

A. neutron.agent.linux.interface.OVSInterfaceDriver
 本選択肢は、Open vSwitchでL3のトラヒックメータリングを有効化する場合の値です。
 そのため「不正解」です。

B. neutron.agent.linux.interface.LinuxBridgeInterfaceDriver
 本選択肢のinterface_driver設定は存在せず「不正解」です。

C. neutron.agent.linux.interface.BridgeInterfaceDriver
 本選択肢は、「正解」です。

D. neutron.agent.linux.interface.L3BridgeInterfaceDriver
 本選択肢のinterface_driver設定は存在せず「不正解」です。

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OPCEL認定試験の出題範囲:https://opcel.org/examarea

例題解説の提供

LPI-Japan テクノロジー・ディレクター 和田 真輝

253.3 ベアメタルプロビジョニングからの出題

ベアメタルプロビジョニング (Ironic)において、イメージをiSCSI経由でターゲットとなるベアメタルノードにコピーする、ベアメタルプロビジョニング (Ironic)のサービス、エージェントは以下のうちどれか。

  1. ironic-iscsi
  2. ironic-python-agent
  3. ironic-conductor
  4. ironic-image-copy

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「C. ironic-conductor」です。

ベアメタルプロビジョニング (Ironic)は、仮想マシンの代わりに、物理マシンにイメージを展開して利用するOpenStackコンポーネントです。

例題の選択肢の説明は、以下の通りです。

A. ironic-iscsi
 このような名称のサービス、エージェントはありません。

B. ironic-python-agent
 ironic-python-agentは、Ramdiskに組み込まれており、ブートローダのインストールやOSイメージのインストール等を行うためのREST APIを提供するエージェントです。

C. ironic-conductor
 ironic-conductorは、IPMI経由でのベアメタルノードの電源投入やiSCSI経由でターゲットとなるベアメタルノードへのイメージコピーを行ったりします。

D. ironic-image-copy
 このような名称のサービス、エージェントはありません。

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例題解説の提供

LPI-Japan テクノロジー・ディレクター 和田 真輝

253.3 ベアメタルプロビジョニングからの出題

ベアメタルの場合、「neutron net-create 」コマンドで仮想ネットワークを作成する時に指定する適切なオプションを1つ選びなさい。

  1. --provider:physical_network local
  2. --provider:physical_network vxlan
  3. --provider:network_type vlan
  4. --provider:network_type flat

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「D. --provider:network_type flat」です。

ベアメタルの場合、物理インスタンスが接続されたネットワークを仮想DHCPサーバが接続されたプライベートネットワークに同一ネットワークとして接続するために物理ネットワーク上に構築する仮想ネットワークのタイプをflatに 指定します(--provider:network_type flat)。したがって、選択肢Dが正解です。

この場合、使用する物理ネットワーク(「--provider:physical_network」で指定)はOVSブリッジにより、物理インスタンスが接続されたネットワークと接続されている必要があります。

物理ネットワーク上に構築する仮想ネットワークのタイプには以下の種類があります。
local(他のネットワークとの接続無し)、flat(vlanタグの使用無し)、vlan(vlanタグを使用)、vxlan(トンネリングプロトコルにvxlanを使用)、gre(トンネリングプロトコルにgreを使用)

「--provider:physical_network」はすでに構築済みの物理ネットワーク(ブリッジ)を指定するオプションです。

物理ネットワークの名前は、Neutronのパラメータbridge_mappingsにより、ブリッジの名前と物理ネットワークの名前とのマッピングにより指定します。
(例えば、OVSで作成したブリッジの名前がbr-ex2で、これを使用する物理ネットワークの名前をphysnet2に設定する場合は、「bridge_mappings = physnet2:br-ex2」と指定します。)

物理ネットワーク上に構築する仮想ネットワークのメカニズム(タイプ)であるlocal,flat, vlan, vxlan, greは物理ネットワークおよびその名前とは別に、network_typeとして指定しなければなりません。

したがって、選択肢AとBは誤りです。

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例題解説の提供

OPCELアカデミック認定校 有限会社ナレッジデザイン
OPCEL認定プロフェッショナル 大竹 龍史 氏

1998年(有)ナレッジデザイン設立。Linux、Solaris の講師および、LPI対応コースの開発/実施。
著書に『OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験対応』(共著、ナレッジデザイン刊)、『Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』(共著、翔泳社刊)、『Linux教科書 LPIC レベル2 スピードマスター問題集』(翔泳社刊)。月刊誌『日経Linux』(日経BP社刊)およびWebメディア『@IT自分戦略研究所』(ITmedia)でLPIC対策記事を連載。

253.2 コンピュートサービス(Nova)からの出題

Novaの提供するサービスのうち、インスタンスをどのコンピュートノードで起動するかを決定するサービスは以下のうちどれか。

  1. nova-creator
  2. nova-compute
  3. nova-cert
  4. nova-scheduler

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「D. nova-scheduler」です。

コンピュートサービス (Nova)は、Controller(コントローラー)ノードとCompute(コンピュート)ノードで動作します。
「D. nova-scheduler」は、Controller(コントローラー)ノード上で動作し、インスタンスをどのコンピュートノードで起動するかを決定します。
そして、決定したコンピュートノード上のnova-computeにインスタンス起動を依頼します。

「D. nova-scheduler」以外の選択肢の説明は以下の通りです。

A. nova-creator
 nova-creatorというNovaの提供するサービスはありません。

B. nova-compute
 nova-computeは、Compute(コンピュート)ノードで動作し、インスタンスを制御します。

C. nova-cert
 nova-certは、Controller(コントローラー)ノードで動作し、証明書の管理を行います。EC2 APIのためにのみ必要なサービスです。

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例題解説の提供

LPI-Japan テクノロジー・ディレクター 和田 真輝

253.2 コンピュートサービス(Nova)からの出題

インスタンスが起動時に取得するデフォルトユーザの公開鍵を格納している場所を1つ選びなさい。

  1. keystoneデータベースのkey_pairsテーブル
  2. novaデータベースのkey_pairsテーブル
  3. ダッシュボードあるいはOpenStackコマンドでキーペアを生成した時のディレクトリ
  4. /var/lib/nova/CAディレクトリ

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「B. novaデータベースのkey_pairsテーブル」です。

ダッシュボードの「アクセスとセキュリティ」画面でキーペアを作成した場合、「openstack keypair create」コマンドあるいは「nova keypair-add」コマンドでキーペアを作成した時、公開鍵はSQLサーバのnovaデータベースのkey_pairsテーブルに格納されます。しがって、選択肢2は正解、他の選択肢1,3,4は誤りです。インスタンスは「http://169.254.169.254/」にアクセスしてこの公開鍵を取得します。

ダッシュボードやコマンドラインでキーペアを生成した時にユーザのディレクトリの下に保存するのは秘密鍵です。
Computeノードの/var/lib/nova/CAディレクトリにはnova自身がCA(認証局)として証明書を発行するためのファイルやスクリプトが置かれています。

例題解説の提供

OPCELアカデミック認定校 有限会社ナレッジデザイン
OPCEL認定プロフェッショナル 大竹 龍史 氏

1998年(有)ナレッジデザイン設立。Linux、Solaris の講師および、LPI対応コースの開発/実施。
著書に『OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験対応』(共著、ナレッジデザイン刊)、『Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』(共著、翔泳社刊)、『Linux教科書 LPIC レベル2 スピードマスター問題集』(翔泳社刊)。月刊誌『日経Linux』(日経BP社刊)およびWebメディア『@IT自分戦略研究所』(ITmedia)でLPIC対策記事を連載。

253.1 ネットワーキングサービス(Neutron)からの出題

インスタンスのIPアドレスは仮想DHCPサーバによって自動的に割り当てられます。この仮想DHCPサーバを作成するエージェントの名前を記述しなさい。

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「neutron-dhcp-agent」です。

仮想DHCPサーバは、neutron-dhcp-agentがLinuxカーネルのネットワーク名前空間(Network Name Space)の機能を利用して作成します。

例題解説の提供

OPCELアカデミック認定校 有限会社ナレッジデザイン
OPCEL認定プロフェッショナル 大竹 龍史 氏

1998年(有)ナレッジデザイン設立。Linux、Solaris の講師および、LPI対応コースの開発/実施。
著書に『OpenStack構築運用トレーニングテキスト - OPCEL認定試験対応』(共著、ナレッジデザイン刊)、『Linux教科書 LPIC レベル1 スピードマスター問題集』(共著、翔泳社刊)、『Linux教科書 LPIC レベル2 スピードマスター問題集』(翔泳社刊)。月刊誌『日経Linux』(日経BP社刊)およびWebメディア『@IT自分戦略研究所』(ITmedia)でLPIC対策記事を連載。

253.2 コンピュートサービス(Nova)からの出題

Nova Computeの役割として適切なものを選びなさい。

  1. ネットワークコンポーネント
  2. インスタンスの起動と管理を行う
  3. 起動イメージの管理
  4. オブジェクトストレージの管理
  5. ブロックストレージの管理

※この例題は実際のOPCEL認定試験とは異なります。

正解は「B」です。

Nova Computeの役割は指定されたハイパーバイザー上に要求されたスペックで仮想マシンを作成し、OSをデプロイすることです。Aの「ネットワークコンポーネント」はNeutronもしくはNova-networkが行います。CはGlanceの役割です。DはSwift、EはCinderの役割です。

例題解説の提供

日本仮想化技術株式会社 遠山 洋平 氏